箱根
2024.01.20
- グルメ/食事
- 観光
箱根湯本をたっぷり満喫!おすすめ観光スポットやレストラン、モデルコースをご紹介
小田急トラベル/齋藤 将人
新宿からはロマンスカーで最速75分!東海道新幹線との乗換駅でもある小田原からも電車でわずか15分とアクセス抜群の箱根湯本。今回は、そんな箱根湯本での、おすすめの観光スポットや食の楽しみ方、モデルコースをご紹介します。
※ページ内の情報は2024年1月現在のものです。
※ページ内の画像はすべてイメージです。
- 1.箱根湯本とは
- 2.箱根湯本駅前商店街
- .箱根各地のお土産に出会える!
- 3.箱根湯本ほたる公園
- .危機を乗り越えよみがえるファンタジックな光景
- 4.フォレストアドベンチャー・箱根
- .難しいと感じるからこそクリア時の嬉しさは格別!
- 5.早雲寺
- .北条五代の歴史と文化やその薫りを感じる
- 6.正眼寺
- .地蔵信仰と曽我兄弟、季節ごとの美も楽しんで
- 7.玉簾の瀧・飛烟の瀧
- .水の流れに癒しを受けて九頭龍大神に願いを託す
- 8.箱根湯寮
- .至福のスパタイムを箱根湯寮で
- 9.箱根湯本のおすすめレストラン
- .名水が紡ぎ出す箱根ならではの食材「湯葉」をいただく「直吉」
- .こだわり抜いた箱根そばの「はつ花」
- .相模の食材を最高の炭火で焼く「喜之助」
- 10.箱根湯本観光おすすめモデルコース
- .箱根の歴史を訪ねるちょっと欲張りな一日
- .爽快に身体を動かし温泉を満喫していい汗を流す
- .グルメとショッピングメインでゆったり気分の休日
- 11.まとめ
奈良時代に開湯した温泉とともに歴史を刻んできた箱根湯本。箱根でも数多くの温泉施設や宿泊、商業施設、さらには多彩な観光スポットを擁する、魅力にあふれたエリアになっています。
人々の息遣い、自然、そして歴史。さまざまな風物が織りなす箱根湯本を体感できるスポットの数々。早速見ていきましょう。
箱根のゲートウェイとも言える箱根湯本駅から出てすぐのところにあるのが「箱根湯本駅前商店街」です。箱根湯本めぐりのスタートは、まずこちらからですね。
「箱根湯本駅前商店街」には、広い箱根各地のお土産物が集結しています。定番の温泉まんじゅうや小粋な和菓子をはじめ、伝統工芸品の寄木細工、愛らしい雑貨を扱うお店もあり、そのバリエーションの豊富さを楽しめます。箱根湯本の旅の始まりを彩ってくれることは、間違いなさそうですね。
・〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本
・営業時間 店舗により異なる
・定休日 店舗により異なる
・箱根登山線「箱根湯本駅」下車
※最新情報は各種公式サイトなどでご確認ください
出典:箱根全山
箱根湯本の駅前を流れる早川。あじさい橋を渡ったら突き当たりを右へ。遊歩道を進むと「箱根湯本ほたる公園」があります。ホタルの季節に見られる幻想的な光景は、きっと思い出に残ることでしょう。
かつての早川には数多くのホタルが棲息しており、初夏には訪れる観光客を楽しませていました。環境の悪化などが原因でホタルが姿を見せなくなっていた時期もありましたが、地元の愛護会が復活に動き出したのです。熱心な活動の結果、早川には500匹を超えるホタルが復活しました。2019年10月、台風による水害で箱根湯本のホタルはまたも大きなダメージを負ったものの、愛護会の努力によって復活しています。
ホタルが見られるのは例年5月末から6月にかけてですが、年により時期が前後することもあります。見頃は事前に問い合わせておきましょう。ホタルは強い光が苦手な生き物ですから、公園付近には街頭がありません。足元灯を頼りに進みましょう。
・〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本
・ホタルの飛翔時期 5月下旬~6月(要確認)
・足元灯の点灯時間 20:00~22:00
・箱根登山線「箱根湯本駅」下車徒歩5分
・0460-85-7751(箱根湯本観光協会、日祝を除く8:45~17:00)
※最新情報は各種公式サイトなどでご確認ください
ちょっとアクティブな休日を、と考えているなら。「フォレストアドベンチャー・箱根」で、森を感じながら遊んでみませんか?箱根湯本駅前から「箱根湯寮」へと向かう無料送迎バスに乗車すれば、3分ほどで到着します。
「フォレストアドベンチャー」は日本各地に「自然共生型アウトドアパーク」を展開しており、箱根湯本の豊かな森にもパークを開設しています。コースはちょっと難しいかも?なアドベンチャーコース、難易度は少しだけ控えめなキャノピーコースの2つ。
コース内の基本は手ぶらで、安全のためハーネスを使いますからスカートでの利用はできません。レンタルのシューズやウェア、バッグが用意されていますので安心してください。気持ちよく身体を動かし爽快な汗を流せば、日頃のストレスもクリアにできそうですね。
長い時間を重ねて発展してきた箱根湯本には、歴史的な見どころもたくさんあります。箱根湯本駅から15分ほど歩くと、戦国武将「北条氏綱」が開いた「早雲寺」に到着します。
箱根湯本駅から役場方面に向かうと、旧箱根街道に突き当たります。右に曲がって旧街道を上り、左側にコンビニが見えたらすぐ「早雲公園前」というバス停があります。少し先を右に行くと、「早雲寺」はすぐです。
寺の中には、北条五代の墓所や北条早雲像など、戦国時代から江戸時代の文化財も伝えられています。本堂のふすま絵と寺宝は11月上旬の3日間限定で公開されますので、歴史好きな人はお忘れなく。厳寒期から早春にかけての梅、春の桜、広葉樹の新緑、そして7月のヒメハルゼミの合唱と、季節ごとの美を感じられます。
・〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本405
・受付時間 9:00~16:00
・定休日 なし
・箱根登山線「箱根湯本駅」下車 徒歩15分 箱根登山バス箱根旧街道線「早雲公園前」下車すぐ
・0460-85-5133
※最新情報は各種公式サイトなどでご確認ください
箱根湯本の旧東海道沿いには、歴史的な見どころが散りばめられています。数多の旅人たちがさまざまなドラマを織りなした東海道を見守るかのように佇んでいるのが「正眼寺」です。
鎌倉時代、箱根で広まった地蔵信仰により生まれた「正眼寺」は、曽我兄弟ゆかりの寺としても知られています。それだけに供養塔や槍突石といった曽我兄弟ゆかりの史跡・文化財も多くあります。春秋のお彼岸の時期だけ公開されるお宝もありますので、気になる人は公開時期を確認しましょう。
地蔵信仰が生んだこの寺院で、忘れてはいけないのが「石造大地蔵」です。一目見ると、その大きさと存在感にびっくりしますが、ふくよかなフォルムとおだやかな表情からはちょっと不思議なやすらぎを感じるかも。境内からの眺めも美しく、春の枝垂れ桜、秋の紅葉と四季の移り変わりも堪能できますよ。小さな足湯も設置されていて、散策中のリフレッシュにも良さそうですね。
・〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本562
・開門 8:00~16:00
・定休日 なし
・箱根登山線「箱根湯本駅」下車 徒歩12分 箱根登山バス箱根旧街道線「曽我堂上」下車すぐ
・0460-85-5638
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エリア全体がパワースポットと言われる箱根。その中でも、湯本屈指のパワースポットとされるのが旅館天成園の敷地内にある「玉簾の瀧・飛烟の瀧」です。
出典:天成園
東海道でも有数の難所であった箱根八里。ここを越えていく旅人たちは、延命の水として知られる湧水からパワーをいただいてきました。その水が美しく、あるいは力強く流れ落ちているのが「玉簾の瀧」と「飛烟の瀧」です。2つの瀧は、マイナスイオンもたっぷりな癒しの空間でもあります。
流れ落ちる水の力を感じた後は、敷地内にある「玉簾神社」にもぜひ立ち寄りましょう。箱根の神々を祀ったこの神社からはさまざまな御利益をいただけるのですが、ここで注目したいのが九頭龍大神による縁結び。ハートの形をした愛らしい絵馬もありますよ。
・〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本682 天成園内
・庭園開放時間 8:00~18:00(天成園利用者以外)
・定休日 なし
・箱根登山線「箱根湯本駅」下車 徒歩12分 箱根登山バス箱根旧街道線「台の茶屋」下車すぐ
・0460-83-8500
・公式サイトはこちらから
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せっかくの箱根湯本、温泉をしっかり楽しみたいと思う人も多いでしょう。箱根湯本には日帰りの温泉施設もたくさんありますが、中でも癒しの魅力にあふれるのが「箱根湯寮」です。
古民家風の里山温泉をイメージした「箱根湯寮」。その佇まいには、不思議な懐かしさを感じるかもしれません。大浴場には露天風呂や壺風呂、サウナもあって温泉は存分に楽しめそうです。日帰りの入浴施設らしく湯上がりの休憩所が充実しており、女性専用の休息スペースも確保されています。
人数に応じた3タイプの貸切個室露天風呂も用意されており、その数は全部で19と首都圏でも最大級。大切な人とでも親しいグループでも、心ゆくまで温泉を楽しめます。
グルメスポットも数多い箱根湯本。箱根には美味しいものもたくさんありますが、よりすぐりのお店を3つ、ご紹介します。
北条家の息女ゆかりとされる名水「姫の水」、これをふんだんに使い作られた湯葉。小さな土鍋を使って、丁寧にアレンジされた湯葉は、身も心も癒す箱根名物の湯葉丼となります。提供するのは人気の高い豆腐料理店「直吉」で、早川の流れや対岸の風景を眺めながらいただく湯葉丼は、カツオだしをベースにした懐かしくもやさしい味わい。心までもしっかり癒される箱根グルメです。
・〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本696
・営業時間 11:00~18:00(ラストオーダー)
・火曜日 祝日の場合営業
・箱根登山線「箱根湯本駅」下車 徒歩5分 早川沿い
・0460-85-5148
※最新情報は各種公式サイトなどでご確認ください
水に恵まれた箱根は名高いそばの名所で、スタンドそば店にもその名前が使われているほど。そんな箱根でおすすめのそば処が創業から満90年を迎える「はつ花」。そば粉と地卵、自然薯だけで打ったそばは、茹でられたのち水分を十分に取り除いてからいただくという独特のスタイル。箱根そばの真髄を味わえるお店です。
・〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本635
・営業時間 10:00~19:00
・定休日 水曜日、水曜が祝日の場合は前日か翌日
・箱根登山線「箱根湯本駅」下車 徒歩5分
・0460-83-8287
・公式サイトはこちらから
※最新情報は各種公式サイトなどでご確認ください
出典:喜之助
日本三大深湾の一角を占め、多様な魚介類が棲む相模湾と、野菜にも肉にも独自ブランドが多い農産物。海に山に、相模の恵まれた食材を存分に楽しめるのが「喜之助」です。おすすめは備長炭で焼いた焼き物で、定食メニューも充実。店内にはカウンター席もありますから、お一人さまでも気軽に入れますね。ランチタイム・ディナータイムとも営業しています。
・〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本703-19
・ランチ営業時間 11:30~14:30(ラストオーダー14:00)
・ディナー営業時間 17:30~22:00(最終受付21:30)
・定休日 月曜日
・箱根登山線「箱根湯本駅」下車 徒歩2分
・0460-83-8838
・公式サイトはこちらから
※最新情報は各種公式サイトなどでご確認ください
魅力たっぷりの箱根湯本。楽しみ方はそれぞれですが、目的別の1日コースを3つご紹介します。
まずは「箱根町立郷土資料館」へ。そのまま旧東海道を行き「早雲寺」そして「正眼寺」では中世から近世の箱根を感じつつ、眺望も楽しみたいところです。「玉簾の瀧」で九頭龍大神にお参りしたら、もう温泉街に戻ってきています。
昼食や立ち寄り湯のスポットはたくさんありますので、お好みのタイミングと場所で。そして箱根の近世を語る上で欠かせない、「旧岩崎家別邸」にも立ち寄りたいところです。あとは駅近くでショッピングやカフェタイムを楽しみ、夕食にはお待ちかねの箱根グルメをぜひ。
まずは駅前で一休み。予約時間にあわせ送迎バスで「フォレストアドベンチャー・箱根」へ。汗をたっぷりかいた後は歩いてすぐの「箱根湯寮」へ。送迎バスを利用すれば駅前に戻るのも楽々です。駅前ではショッピングと夕食を。ホタルの季節なら「箱根湯本ほたる公園」で幻想的な光景を楽しむこともできます。
午前中は駅周辺の散策です。あじさい橋近くには人力車が待機していることがありますので、気になる人はぜひ乗ってみましょう。お昼は絶品の箱根グルメをぜひ。午後は須雲川や早川沿いを散策し、気になる立ち寄り湯があればそこで温泉を楽しみましょう。箱根湯本駅前からの無料送迎バスを使えば「箱根湯寮」へのアクセスも楽々です。夕方には駅周辺に戻り、ショッピングも楽しみたいですね。
交通至便で賑やかな温泉街、というイメージが強い箱根湯本。こうして見ると、温泉やショッピング、グルメの充実ぶりはもちろん、自然をたっぷり堪能できるスポットもありますし、歴史的な見どころも少なからずあって、実に多様な楽しみ方ができる魅力にあふれたエリアだということがわかります。
新宿からはロマンスカーで直行でき、新幹線との乗り換えができる小田原からなら電車でわずか15分ほどで到着する箱根湯本。国内のみならず国外からでもアクセスが良好な箱根湯本は、箱根旅の入門編にぴったりな、気軽にお出かけできるエリアでもあります。
箱根湯本の駅の、改札口近くにある「小田急旅行センター 箱根湯本」では、各種のフリーパスをはじめとしたきっぷの販売だけでなく、荷物の一時預かりなどで、あなたの旅をサポートいたします。
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小田急トラベル勤続25年。店舗カウンター業務を経て、現在はWEB関連業務に従事。対面販売にて数多くのお客様を箱根にご案内した経験を活かし、この記事を執筆。暇さえあればプライベートでも箱根に訪れるほど、箱根を愛してやまない。総合旅行業務取扱管理者。
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