箱根のおしゃれホテル10選｜非日常を味わうデザイン性の高い宿泊先を紹介

『月の宿 紗ら』は、箱根湯本駅から徒歩約10分の立地にある和モダンなデザイナーズ湯宿です。伝統的な和の要素と現代的な美意識が調和したインテリアが特徴です。

宿のエントランスでは、満月のオブジェが出迎えてくれます。正面から見ると満月、横から見ると三日月に見えるという独特の光の演出が施されており、思わず足を止めたくなるでしょう。館内には月や寄木細工をモチーフにした装飾が散りばめられています。伝統工芸寄木細工の繊細な美しさと、洗練されたデザインが心地よく調和しているのが魅力です。

最上階の屋上庭園は、優しい明かりが灯る幻想的な雰囲気の中で、四季折々の箱根の景色を堪能できるスポットです。特に夜17時30分から25時の間にはライトアップが行われ、ロマンチックなひとときを過ごすことができます。

客室は和と洋が融合したモダンな設えが魅力です。全室に露天風呂が備えられており、和洋室と特別室では温泉を、ほかの部屋タイプでは沸かし湯を楽しむことができます。中でも、「ハリウッドツイン」のお部屋は最も数が多いタイプで、須雲川のせせらぎや風の音、鳥の声など、自然の音色に耳を傾けながら、おしゃれな雰囲気を満喫できるでしょう。

食事は日本料理に新感覚を取り入れた会席料理で、目にも舌にも満足できる逸品が揃っています。特に朝食は、箱根の伝統工芸である寄木細工の箱で提供され、一人ひとり異なるデザインを見比べる楽しみも。見た目の美しさだけでなく、旬の食材を活かした料理の数々に心が満たされることでしょう。

『箱根小涌園 天悠』は2017年に開業し、全客室に温泉露天風呂を備えた和モダンな温泉宿です。「天悠」の由来は、「すべての方をやさしく包み込む､ 天のように広い絶対的な包容力」「時の流れを忘れさせる､ 悠々とした癒しのひととき」。

「自然」と「和」のおもてなしをコンセプトに、訪れる人々に癒しとくつろぎの時間を提供しています。

『箱根小涌園 天悠』のシンボルともいえるのが「天悠テラス」。全長約12メートルの黒い水盤を備えたフォトスポットで、水盤は空や雲を美しく映し出し、まるで雲海の中にいるかのような幻想的な景色を楽しめます。背景には箱根の外輪山が広がり、四季折々の自然美を堪能できる点も魅力です。

6階の大浴場「浮雲の湯」では、まるで空と一体化したかのようなインフィニティ温泉を楽しむことができます。5階の「車沢の湯」露天風呂では、四季折々の自然に囲まれながら、温泉を堪能できるでしょう（浴場内での撮影は不可）。

すべての客室には小涌谷温泉を満喫できる露天風呂が備わっています。懐かしさとモダンさが調和した信楽焼の浴槽は、広々としていて開放感も抜群。和の趣を大切にしたデザインが随所に施されており、おしゃれな時間を過ごせます。

食事は館内レストラン「ダイニングはこね」にて和洋の会席料理またはビュッフェをお楽しみいただけます。また、渓谷庭園にはスタッフが手作りした竹灯籠が並び、夜にはライトアップが楽しめます。 幻想的な雰囲気が漂う光景は、フォトスポットの一つになるでしょう。

箱根の強羅駅から徒歩3分という便利な立地にある『天翠茶寮』は、日本の美をテーマにした贅沢な空間が広がる温泉旅館です。

館内には、足湯カフェ&バー「待宵」が併設されており、吹き抜けのロビーに設えられた足湯でドリンクを片手にくつろげます。心地よい温泉につかりながら、ゆったりとした時間を楽しめるでしょう。

温泉は、泉質の異なる2種類。大浴場の露天風呂では、大涌谷のにごり湯を源泉100％かけ流しで堪能できます。離れの客室には木賀温泉の露天風呂が設けられ、プライベートな空間で温泉を楽しめるのが魅力です。

『天翠茶寮』には、2か所の貸切岩盤浴施設があり、宿泊者は1泊あたり1回、45分間無料で利用できます。岩盤浴には、マイナスイオンと遠赤外線を放射する「貴宝石」が使用されており、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

客室は離れを含めて10タイプが用意されており、細部にまでこだわった日本の伝統美と機能性を融合させたデザインが自慢です。特に、離れの温泉露天風呂付き特別和洋室「花」「風」「月」は、温泉露天風呂を備え、贅沢なひとときを過ごすことができます。

食事は日本料理の職人技が光る、五感で愉しむ目にも鮮やかな料理です。四季折々の旬の食材を活かし、料理人が最適な手法で調理した出来立ての料理を楽しめます。また、料理を引き立てる美しい器にもこだわりがあり、九谷焼や有田焼などの日本の伝統的な技が光る器が使用されています。

1階にはテイクアウト専門のスイーツショップ「coffret（コフレ）」があり、シェフパティシエが手掛けるプリンやシュークリームが好評です。特に「足柄茶プリン」は足柄茶の風味豊かなキャラメルソースととろけるような食感が楽しめます。旅の思い出に、ご褒美としてぜひ味わってみてください。

​箱根連山の絶景を望むスモールラグジュアリーリゾート『ふふ 箱根』は、自然と調和した洗練された空間が魅力の宿です。大自然の中で、おしゃれなひとときを過ごすことができます。エントランスでは、箱根強羅の岩が多い地形を取り入れた力強い岩肌の壁が、訪れる人々を迎え、ラグジュアリーな旅の始まりを彩ります。

客室は和モダンな雰囲気で、日本の木々の温もりを感じられる内装が施されています。特におすすめなのが、二ノ棟「椛の葉」の二階、三ノ棟「杉の梢」の一階と二階にある「コンフォートスイート」。客室には温泉がしつらえられており、窓からは箱根の大自然が広がっています。

『ふふ 箱根』の特別な体験の一つに、「発酵温熱木浴」があります。奈良県吉野産のヒノキパウダーを使用し、微生物の力で自然発酵させたパウダーに全身を包まれることで、体の芯から温まる湿式温浴法です。自律神経を整える効果も期待され、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

食事は、日本料理と鉄板焼きの2種類から選ぶことが可能。鉄板焼きはシェフが目の前で調理するライブキッチン形式で、ダイナミックな演出を楽しめます。旬の食材が織りなす料理は、見た目にも美しく、五感を満たしてくれるでしょう。視覚と味覚の両方で贅沢なひとときを堪能してください。

『ホテルインディゴ箱根強羅』は「炎」をコンセプトとしたモダンな隠れ家としてのリトリートステイを提供するホテルです。箱根の自然美と郷土文化にインスパイアされたデザインが随所に施され、おしゃれかつスタイリッシュなひとときを過ごすことができます。

水着着用で利用できる男女共用のサーマルスプリングは、アートと温泉が融合した人気のスポット。カップルや友人同士で気軽に楽しめる空間で、リラックスしながらアートを堪能できます。おしゃれな旅の締めくくりにぴったりでしょう。

客室は全室に天然温泉のプライベートバスを完備。箱根の自然や文化をモチーフにしたアートワークが散りばめられ、洗練されたデザインの中に温かみを感じられる空間が広がります。静かに流れる時間の中で、心と体が癒されるひとときが待っています。

なかでも「デラックスキング ヒルサイド温泉風呂付」は、箱根の伝統美と最新のスマートテクノロジーが融合したコンテンポラリーなデザインが特徴です。温泉が付いており、プライベートな空間で箱根の名湯を心ゆくまで楽しむことができます。館内には、和の伝統とモダンなデザインが巧みに交差するアートワークがあらゆるところに散りばめられています。例えば、立体的な寄木細工の文様が刻まれた板張りの天井や、洗練されたミニマムな装飾が印象的なインテリアが魅力的です。

ダイニングエリアは歌川広重の箱根湖水図をはじめ、組子細工や寄木細工など日本の伝統工芸を取り入れた内装です。伝統とモダンが交わる雰囲気が、特別な食事の時間をより豊かにしてくれるでしょう。

夕食は「炎」をテーマにした間伐材を使った薪グリル料理です。ライブキッチンでシェフが豪快に調理する様子は迫力満点。味わいだけでなく、視覚でも楽しめるひとときが過ごせるでしょう。朝食は箱根の朝日を感じながら、開放感あふれる空間でビュッフェの朝食を優雅に楽しむことができます。

『メルヴェール箱根強羅』は、箱根・強羅の地名の由来である石や岩をイメージしたデザインが特徴的なホテルです。2022年6月のリニューアルでは、漢方や薬膳など自然からのエネルギーを取り入れたサービスを充実させ、大人のためのリラックスできるおしゃれな旅を提供しています。

館内にある「薬膳バー ～百草～」は、おしゃれな旅を求める人にぴったりのスポット。さまざまな薬膳茶やハーブティーが揃い、訪れる日の体調や気分に合わせて、自分好みの茶葉を選ぶことができます。

時間帯ごとに異なる利用方法ができるの「薬膳バー ～百草～」の特徴です。昼間のティータイム（15:00～18:00）では薬膳茶やハーブティーが中心ですが、夜のバータイム（18:00～22:00）には薬膳酒やハーブリキュールが並び、特別な「薬膳酒」として味わえます。

バーの前にはゆったりとしたソファが配置され、ドリンクを片手に会話を楽しんだり、読書をしたりと、思い思いの時間を過ごせるでしょう。

館内には「AKARIライブラリー」という、竹ひごと和紙が織りなす優しい灯りに包まれた読書スペースも設けられています。落ち着いた空間で本に没頭できるひとときは、旅の疲れを和らげてくれるでしょう。また、色浴衣を着てセルフポートレートを撮影できる「セルフ写真館」もあり、旅の記念を特別な形で残せます。

客室は、スタンダードな洋室から露天風呂付きスイートルームまでバリエーション豊か。中でも露天風呂付きスイートルームは夏の大文字焼花火を眺められる特別な空間となっており、記念日や特別な日に最適です。

食事は地元食材を使ったモダンな創作会席です。陰陽五行思想の＜五味・五色・五法・五滴・五感＞にならって提供され、味や見た目だけでなく、心まで満たされる内容となっています。また、朝食には温活をテーマにしたメニューが用意されており、自分で仕上げる親子丼を楽しむことができます。

『LIME RESORT HAKONE』は全館貸切も可能な合宿型ホテルで、卒業旅行やサークル仲間との旅行など、大人数でのおしゃれな旅行に最適な施設です。

設計を務めたのは、「関西国際空港旅客ターミナルビル」や「ベルギー大使館」の建築デザインを手掛けた日本を代表する建築家、岡部憲明氏です。岡部憲明氏は、ロマンスカーや箱根登山電車のデザインも手掛けるなど、箱根と縁の深い建築家として知られています。

おしゃれな雰囲気が漂うだけでなく、どこにいてもリラックスできるよう設計されており、周囲の自然環境の移ろいを感じられる工夫が随所に施されています。

客室は全28室です。スイートルームは5室限定で用意されており、それぞれに露天風呂が備えられています。特別感のある部屋で、大切なひとときを満喫できるでしょう。

「秘密基地」を思わせる遊び心あふれるスタンダードPODルームが23室あり、10室はコネクティングが可能です。壁がホワイトボードとなっており、シンプルながら機能的な空間で、仲間とのミーティングやプレゼンテーションにも対応できます。

食事はブッフェスタイルやパーティースタイルが基本ですが、5月から10月限定で、シェフが振る舞うBBQを提供しています。個人利用の場合は、フレンチをベースとしたコース料理を楽しめます。

『箱根風雅』は、「大人の時間（とき）を愉しむ宿」をコンセプトに掲げた旅館で、30代から40代の方にぴったりの洗練されたひとときを楽しめます。おしゃれで上質なひとときを求める人におすすめのホテルです。

ロビーラウンジには暖炉があり、洗練されたインテリアと落ち着いた雰囲気が特徴です。フォトジェニックな空間が広がり、訪れる人の心を惹きつけます。レコードプレーヤーと高音質スピーカーが設置されており、心地よい音楽とともに、ゆったりとした時間を満喫できるでしょう。

貸切露天ジェットバスは自然に囲まれ、季節ごとに異なる箱根の風景を楽しめます。夜にはライトアップが施され、幻想的な雰囲気が漂います。

客室は「Kaze邸」と「Miyabi邸」に分かれており、「Kaze邸」は風を感じる心地よさが人気です。洋室ツインやサウナ＋露天風呂付き客室（2025年2月中旬オープン）などのタイプもあります。

一方、「Miyabi邸」は優雅で贅沢な空間が広がり、強羅温泉の湯をテラスの半露天風呂で堪能できます。箱根の自然が目の前に広がり、四季折々の景色を眺めながら温泉に浸かる時間は格別です。

食事は旬の素材を活かした創作和洋会席。ライブキッチンでは料理長が目の前で腕を振るい、出来立ての料理を楽しめます。四季ごとにメニューが変わり、器や盛り付けにも細やかなこだわりが感じられるでしょう。

『箱根・芦ノ湖 はなをり』は、芦ノ湖のほとりに位置する温泉旅館で、湖畔の美しい景観が人気です。和の心を大切にしたおしゃれなデザインが特徴で、訪れる人々の心を解き放つような雰囲気を醸し出しています。SNS映えはもちろん、おしゃれでゆったりとした時間を過ごせるでしょう。

館内には、芦ノ湖を背景にした「水盤テラス」があり、写真映えするフォトスポットとして人気です。また、「足湯カウンター」では、湖を眺めながらくつろぎのひとときを過ごすことができ、心身ともに癒される空間となっています。

客室は広々とした間取りが特徴で、靴を脱いでくつろげる設計です。「はなをり」オリジナルのベッドが採用されており、快適に気持ちよく旅の疲れを癒やすことができるでしょう。テラス付きの客室からは芦ノ湖や箱根の豊かな自然が楽しめ、露天風呂付きの部屋も用意されています。

中でも「スタンダードルーム」は芦ノ湖や箱根連山の雄大な景色を一望できるロケーションが魅力です。バルコニーには椅子とテーブルが備えられ、湖を眺めながら贅沢な時間を過ごせます。自然を感じる静かなひとときに、心が癒されることでしょう。

食事は、夕食・朝食ともに和洋ビュッフェスタイルです。経験豊富な料理人が旬の食材を活かした多彩な料理を振る舞います。目にも鮮やかな盛り付けが施された料理の数々が、訪れる人々の食欲を引き立てます。アニバーサリーケーキの用意も可能で、記念日などの特別なシーンにも最適です。

温泉施設には大浴場の「四季の露天風呂 棚湯」と貸切風呂（40分3,000円、要予約）があります。「四季の露天風呂 棚湯」は時間帯によって男女が入れ替わり、芦ノ湖ビューと庭園ビュー、異なる景色を存分に楽しめます。季節ごとに表情を変える風景が、日々の疲れをそっと溶かしてくれるはず。

プライベートなひとときを求める方には貸切風呂（40分3,000円、要予約）がおすすめ。自然に囲まれながら、誰にも邪魔されない癒しの時間を過ごせます。女性に嬉しいリラクゼーション施設も充実しており、女子旅にもぴったりの宿です。

『芦ノ湖畔 箱根ホテル』は2023年6月15日に創業100周年を迎えた老舗ホテルで、2022年に一部の客室と施設をリニューアルオープンしました。芦ノ湖のほとりに佇み、美しい風景を楽しめるリゾートホテルとして、大人のおしゃれなホテルとして人気です。

客室は全48室がレイクビューとなっており、大きな窓からは芦ノ湖の絶景を一望できます。お部屋によっては雄大な富士山や美しい自然も堪能できる設計です。

特に「スーペリアツイン」は、芦ノ湖を正面に望むゆとりある空間が特徴。箱根連峰の奥には富士山が姿を見せることもあり、贅沢な景色を堪能できるでしょう。

最上階のスーペリアツインルームは、アーチを描く高い天井が特徴的なお部屋です。額縁のように設えられた窓からは、絵画のような芦ノ湖の風景が広がります。

ホテルのガーデンは、芦ノ湖に隣接した立地を生かし、くつろぎながらおしゃれな時間を楽しめる空間となっています。誰もいない朝の時間に湖畔のガーデンを散策すると、非日常的な体験を味わうことができ、身も心もリフレッシュできるでしょう。

ガーデン内にはハンモックが設置され、心地よい風と波音に包まれながら湖を眺めることができます。日常から解き放たれた穏やかなひとときを過ごせる場所です。また、ガーデンではテイクアウトドリンクも用意されており、自然の中で楽しむことができます。

食事は、フランス料理と鉄板焼きの2種類です。フランス料理レストラン「イル ミラジィオ」では、アーチ状の天井がヨーロッパを彷彿とさせるデザインの中、窓から芦ノ湖と富士山を望みながら創作フレンチを味わえます。

鉄板焼きレストラン「山桜」では、カウンター越しに調理のライブ感を楽しめるほか、焼きあがる音や香りを間近で感じられるでしょう。

レイクビューラウンジ「イル ラーゴ」では、ガラス越しに芦ノ湖や富士山を望みながら、オリジナルスイーツやライトミールを楽しめます。昼間とは違った雰囲気が漂うバータイムには、キャンドルの柔らかな光が灯り、オリジナルカクテルを片手にロマンチックなひとときが過ごせるでしょう。

箱根にはさまざまな趣のおしゃれなホテルが多々あります。本記事で紹介したホテルは、宿泊すること自体が旅の目的になるところばかりです。ぜひ箱根の美しい景色や幻想的な風景とともに、おしゃれなホテルの雰囲気を楽しんでください。

※掲載している内容は2025年2月26日時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。