「HAKONEIKU」初めてでも安心。箱根七福神巡りの参拝マナーと作法入門

「HAKONEIKU」初めてでも安心。箱根七福神巡りの参拝マナーと作法入門

箱根の歴史ある社寺を巡り、福徳を願って手を合わせる箱根七福神巡り。御朱印や芦ノ湖、旧街道の景色も楽しめる開運旅です。しかし、神社とお寺をあわせて巡るため、参拝の作法に迷う方もいるかもしれません。基本の流れを知っておけば、初めてでも落ち着いた気持ちで参拝することができます。静かな境内で心を整え、敬意を持って福を願いましょう。


PICK UP

箱根七福神巡りの前に知っておきたいこと

箱根七福神巡りは、箱根に点在する七つの社寺を巡り、それぞれに祀られる七福神へ参拝する旅です。守源寺の大黒天、箱根神社の恵比寿神、興福院の布袋尊、本還寺の寿老人、駒形神社の毘沙門天、阿字ヶ池弁財天の弁財天、山王神社の福禄寿を巡るコースとして親しまれています。

箱根七福神巡りは、自然や歴史、温泉、食事などとあわせて楽しめるのが魅力です。芦ノ湖周辺の澄んだ空気、旧街道に残る歴史の気配、山あいの静けさに触れながら歩けば、参拝そのものが旅の思い出を深めてくれることでしょう。
 



神社とお寺の違い

箱根七福神巡りでは、神社とお寺の両方を訪れます。神社は神道の神さまを祀る場所で、鳥居をくぐって境内へ進み、二礼二拍手一礼で参拝するのが基本です。一方、お寺は仏教の仏さまを祀る場所で、山門で一礼し、拍手はせず合掌して静かに手を合わせます。

作法の違いを細かく覚えようとすると難しく感じるかもしれません。まずは「神社では拍手をする」「お寺では拍手をしない」と押さえておくと安心です。いずれも大切なのは、境内を静かに歩き、祀られている神仏へ敬意を持って向き合うことです。



七福神巡りの楽しみ方

七福神巡りは、七柱の神々へ順に手を合わせるだけでなく、道中の景色や立ち寄り先を味わいながら進めるのが魅力です。御朱印を集めれば、参拝の記憶を形として残せます。専用の色紙が用意されている社寺もあり、旅の記念として大切に持ち帰ることができます。

また、箱根七福神の社寺は、畑宿、元箱根、箱根町、芦之湯、小涌谷など複数のエリアに点在しています。移動にはバスや徒歩を組み合わせて使うため、時間に余裕を持った計画がおすすめです。参拝の合間に食事や休憩、温泉を楽しめば、開運を願う旅がより豊かになります。


POINT

神社での参拝マナー

神社では、鳥居、参道、手水舎、拝殿と、境内に入ってから参拝までにいくつかの所作があります。どれも神さまの前に進むために、心身を整える意味を持つものです。初めての方は、完璧に行おうと身構えるよりも、ひとつひとつの所作を丁寧に行うことを意識するとよいでしょう。



鳥居の前で一礼する

鳥居は、神社の入口にあたる大切な場所です。鳥居の前に立ったら、まずは軽く一礼してから境内へ入ります。これは、神さまのいらっしゃる場所へ入る前に、敬意を表すための所作です。

参道を歩くときは、中央を避けて進むとよいとされています。中央は神さまの通り道と考えられるため、端に寄って静かに歩くのが基本です。ただし、混雑しているときや道幅が限られている場合は、まわりの参拝者の流れに合わせ、安全に配慮しながら進みましょう。



手水舎で身を清める

拝殿へ向かう前に、手水舎で手と口を清めます。一般的には、右手で柄杓を持って左手を清め、柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。次に右手で柄杓を持ち、左手に受けた水で口をすすぎ、最後にもう一度左手を清めます。

柄杓を直接口につけないようにし、使い終えたら柄の部分を水で流して元の位置へ戻します。柄杓が置かれていない場合や、流水式の手水の場合は、現地の案内に従いましょう。



二礼二拍手一礼で参拝する

神社の拝殿では、まず賽銭箱の前で軽く一礼し、賽銭を納めます。鈴がある場合は、静かに鳴らしてから参拝します。拝礼の基本は、深く二回お辞儀をし、胸の前で二回拍手を打ち、手を合わせて祈り、最後にもう一度深くお辞儀をする「二礼二拍手一礼」です。

願いごとを伝える前には、まず日々の感謝を心の中で述べるとよいでしょう。神社によっては独自の拝礼作法が案内されている場合があるため、現地の案内を優先しましょう。作法は神さまに敬意を表すためのもの。静かに向き合う心を大切にしたいものです。


POINT

お寺での参拝マナー

お寺では、神社とは少し異なる作法で参拝します。大きな違いは、拍手をしないことです。境内に入るときは山門で一礼し、本堂やお堂の前では合掌して静かに手を合わせます。

箱根七福神巡りでは、守源寺、興福院、本還寺などのお寺を訪れます。寺院によって境内の造りや参拝の流れが異なるため、掲示や案内がある場合は確認してから進むと安心です。



山門で一礼して境内に入る

山門は、お寺の入口にあたる場所です。山門の前に立ったら、帽子をかぶっている場合は可能な限り脱帽し、軽く一礼してから境内へ入ります。門をくぐることで、日常の場から仏さまの前へ進む気持ちに切り替わることでしょう。

境内では、参道や石段、庭木、石仏などを大切に扱いましょう。古くから守られてきた場所では、何気ない動作にも配慮が求められます。足元の段差や苔むした石畳に注意しながら、急がずゆっくり進むと、境内に流れる静かな時間を味わえます。



合掌して参拝する

本堂やお堂の前に着いたら、賽銭を納め、胸の前で手を合わせます。お寺では神社のように拍手はせず、合掌して静かに礼拝するのが基本です。祈る内容は人それぞれですが、願いごとだけでなく、日々への感謝も心の中で伝えるとよいでしょう。

合掌の際は、両手のひらを合わせ、指先を自然に伸ばします。深く一礼し、心を落ち着けてから手を合わせましょう。宗派や寺院により細かな違いがあるため、迷ったときは掲示や寺院の方の案内に従いましょう。


POINT

御朱印をいただく際のマナー

箱根七福神巡りで、旅の記憶をより深めてくれるもののひとつが御朱印です。御朱印は、参拝した証として授与されるもの。旅の記録として集める楽しさもありますが、まずは境内で手を合わせ、そのうえで感謝の気持ちとともにいただくことが大切です。

箱根七福神巡りでは、社寺によって御朱印の授与方法や対応時間、書き置きの有無などが異なる場合があります。担当の方が不在の時間帯や、対応場所が通常の社務所・寺務所とは異なる場合もあるため、出発前に最新情報を確認しておくとよいでしょう。



御朱印帳の扱い方

御朱印帳は、神社やお寺で御朱印をいただく際に使う大切なものです。受付に出すときは、書いていただきたいページを開き、上下や向きを確認してから渡しましょう。書いてくださる方が扱いやすいよう整えておくと丁寧です。

御朱印帳以外のノートやメモ帳に依頼するのは避けるのが無難です。御朱印帳を忘れた場合は、書き置きの御朱印を授与しているか尋ねてみましょう。

また、初穂料(はつほりょう)や納経料(のうきょうりょう)は小銭を用意しておくと、授与所でのやり取りがスムーズです。



御朱印をいただく際の心構え

御朱印は、参拝の後にいただくのが基本です。まず境内で手を合わせ、そのうえで授与所へ向かいます。御朱印をいただくときは、対応してくださる方へあいさつをし、受け取る際にはお礼を伝えましょう。

写真撮影や動画撮影は、許可されている場合を除き控えます。特に御朱印を書いている手元を無断で撮影することは避けましょう。

御朱印は効率よく集めるためだけのものではないからです。ひとつひとつの社寺で静かに参拝し、その記憶とともにいただくことで、旅の思い出はより深いものになります。


POINT

気持ちよく参拝して開運旅を楽しもう

以上のとおり、神社とお寺では、参拝の作法に違いがあります。

作法を知っておくと、初めての箱根七福神巡りでも安心して歩き出せます。但し、大切なのは、形式を完璧にすることではなく、神仏やその場所を守る方々、ほかの参拝者へ敬意を持つことです。箱根の自然と歴史に包まれながら、心を整える開運旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。



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