箱根の自然美を満喫!春夏限定の花スポット特集

「HAKONEIKU」 箱根の自然美を満喫!春夏限定の花スポット特集

箱根の花めぐりの旅は、趣深い風情と眺望が織りなす特別な体験です。山の起伏に沿って咲き誇る花々、由緒ある社寺に佇む古木、手入れの行き届いた庭園など、多彩な表情を見せながら訪れる人の目を楽しませてくれます。

名湯の地である箱根は、豊かな自然に囲まれた風光明媚な景勝地でもあります。春夏の花の名所を訪ねる旅は、いつもとは違う新鮮な魅力に出会える機会となることでしょう。万物が生命力に満ちるこの季節、ぜひ箱根に足を運び、その美しさを体感してみてください。

※画像はすべてイメージです


GUIDE

春夏に行きたい箱根のおすすめ観光スポット

湖畔を彩る桜、緑濃い山肌に鮮やかなコントラストを描くツツジ、坂道に咲き誇るアジサイなど、箱根の花景色は、その季節ごとに優美な表情を見せてくれます。

山あいの寺院では、古くから大切に守られてきた桜の古木が悠久の時を超えて春の訪れを告げ、異国情緒漂う洋風庭園では、かぐわしい香りを放つバラが初夏の風に優雅に揺れています。

新緑から深緑へと移ろう山々を背景に、今を盛りと咲き誇る、花を愛でる旅へ、ぜひ足を運んでみてください。


PICK UP

大平台のシダレザクラ

桜と言えばソメイヨシノが有名ですが、シダレザクラの美しさも格別です。箱根の温泉地・大平台は、そのシダレザクラの名所として知られています。

大平台は、のどかで親しみのある雰囲気が郷愁を呼ぶ温泉地です。見頃となる4月上旬から中旬にかけては、街を横断する「しだれ桜通り」と「箱根登山電車」の線路沿いを中心に、約100本のシダレザクラが花開きます。細い枝が地面へと幾筋にも垂れ下がり、天上から降り注ぐように連なる花々は、訪れる人々を魅了してやみません。

また、大平台は水の名所としても知られています。北条氏の姫君が化粧水として使用したとの説や、豊臣秀吉が茶の湯に用いたとの言い伝えもある「姫の水」のほか、「仙元の泉」からは石の臼に清らかな水が注がれています。里山のおもむきを残す大平台ならではの、仙元山のめぐみを受けたまろやかな味わいをご堪能ください。


PICK UP

恩賜箱根公園の桜

四季折々の花が美しい「恩賜箱根公園」は、春には桜の名所として親しまれています。例年4月中旬頃から、箱根に自生するマメザクラが見頃を迎えます。やや小ぶりな花は繊細で愛らしく、訪れる人々を魅了してやみません。

5月上旬にはゴテンバザクラやオオシマザクラが満開となり、淡い紅色の花々が春の景色を鮮やかに彩ります。富士山や芦ノ湖を背景に広がる満開の桜は、この公園ならではの絶景です。

かつてこの地には、皇族の避暑と外国からの賓客のための「箱根離宮」が造営されていたとのこと。芦ノ湖に突き出た塔ヶ島に位置し、眼下に広がる湖面や箱根外輪山、富士山を一望できる眺めは格別です。その美しさから「かながわ景勝50選」や「関東の富士見百景」にも選ばれています。

園内には正面傾斜地の園路や二百階段など、「箱根離宮」時代の面影を偲ばせる遺構も残されています。皇族ゆかりの公園での散策は、自然美と歴史の重みを味わえる特別な体験になることでしょう。


PICK UP

長興山紹太寺のシダレザクラ

「長興山紹太寺」は、桜の名所としても知られています。江戸時代から守り継がれてきたシダレザクラの古木が、優美な枝振りを見せています。

この地の藩主「稲葉正則」が寺を建立した際に植えられた桜は、樹齢約350年を数えます。高さ約13メートル、株元周囲約4.7メートルにまで成長し、風格漂う古木となりました。3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎え、歴史を感じさせる気品に満ちた姿で参拝者を迎えます。

四方八方に伸びた枝から滝のようになだれ落ちる花の姿は、まさに荘厳な美の極致です。その価値が認められ、「かながわ名木百選」に選定されるとともに、「小田原市指定天然記念物」としても保護されています。

時代を超えて受け継がれてきた歴史の重みと、古木の威厳が調和する境内は、清らかな空気に包まれた静謐(せいひつ)な空間です。神聖な雰囲気は、訪れる人の心を自然と清めてくれることでしょう。

また、こちらの寺院では普茶料理を楽しむこともできます。豆腐や胡麻をふんだんに使った黄檗(おうばく)宗独自の精進料理とともに、春の訪れを感じてみませんか。


PICK UP

箱根強羅公園のバラ

1914年開園の「箱根強羅公園」は、日本で初めてのフランス式整型庭園として、大正時代から多くの人々を魅了してきました。

フランス式整型庭園は、左右対称の配置と幾何学的なデザインを基調とし、整然とした美しさが特徴です。「箱根強羅公園」では、その特徴を踏まえ、噴水池を中心に、優美な曲線を描く園路が四季折々の花々へと誘います。一般的なフランス式庭園は平坦な土地に広がりますが、強羅の地は傾斜地であるため、斜面に造成されているのが特徴です。起伏に富んだ地形を活かし、訪れる人々を飽きさせない工夫が凝らされています。

園内には桜、ツツジ、アジサイといった季節の花々が次々と咲き誇ります。なかでもひときわ目を引くのがローズガーデンのバラです。フランス式庭園にバラは欠かせない存在であり、気品と華やかさを兼ね備えた姿は、格式ある庭園の象徴ともいえます。

約200種・1,000株ものバラが植えられ、5月下旬から6月下旬にかけて華やかな花園を生み出します。また、非常に珍しいハコネバラが自生する、貴重なバラ園としても知られています。


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箱根登山電車沿線のアジサイ

箱根の初夏は、アジサイの花々で彩られます。特に人気が高いのは「箱根登山電車」沿線に咲き誇るアジサイです。開花時期になると「あじさい電車」の愛称で親しまれるほど、沿線は見事な花であふれます。

アジサイは、箱根の山の標高によって開花時期が異なり、6月中旬から7月下旬まで見頃が続きます。


「箱根湯本駅」付近は6月中旬から6月下旬、「大平台駅」「宮ノ下駅」付近は6月下旬から7月上旬、「彫刻の森駅」「強羅駅」付近は6月下旬から7月中旬、そして「早雲山駅」付近は7月中旬から7月下旬頃が見頃です。

6月中旬から下旬にかけては、ライトアップが実施され、幻想的な夜の風情を楽しむこともできます。

箱根観光の足として親しまれる箱根登山電車は「大平台駅」でのスイッチバックなど、乗車そのものが魅力的な体験となる乗り物です。その魅力をさらに引き立てるのは、沿線に咲き誇るアジサイです。のんびりと走る列車からの眺めは、きっと忘れられない思い出となることでしょう。


PICK UP

箱根湿生花園の花

仙石原に広がる「箱根湿生花園」は、水湿地や高山に咲く花々の宝庫です。日本各地の湿地帯や高山に自生する約1,300種の植物に加え、海外の山野草も含めた約1,700種が四季折々に美しい花を咲かせます。

冬季は寒さのため閉園し、植物が芽吹く3月中旬に再び開園します。カタクリやショウジョウバカマ、アセビなど、数えきれないほどの花々が咲き誇り、春の訪れを告げてくれます。なかでも、白く凛とした姿が印象的なミズバショウは、待ちわびた春を象徴する風物詩です。

初夏にはアヤメやカキツバタ、サクラソウ、クロユリが開花し、夏になるとヤマボウシやハマユリが園内を彩ります。

高山や湿地に咲く花々は、華やかな桜やバラとは異なり、可憐で繊細な風情が魅力です。厳しい環境に耐えながらも、力強く咲くその姿は、訪れる人々の心を打ってくれることでしょう。春から夏にかけてピークを迎える生命の輝きを、ゆったりとした散策とともにお楽しみください。


POINT

春夏の箱根で花々を楽しもう

ご紹介したとおり、春から夏にかけての箱根は、多種多様な花々に彩られ、私たちの目を楽しませてくれます。

情緒あふれる温泉地や寺院を彩るシダレザクラ、箱根登山電車沿線のアジサイ、香り豊かなバラが咲き誇るフランス庭園、高原に広がる湿原の可憐な花々など、見どころは尽きません。

日本の四季は移ろいやすく、同じ季節でも時期によって花の見頃は異なります。限られた期間にしか出会えない花々の美しさは、訪れるたびに新鮮な感動をもたらすことでしょう。

花々との語らいを求めて、春夏の箱根へ足を運んでみてはいかがでしょうか。思わずスマートフォンやカメラのシャッターを切りたくなるような絶景が、きっとあなたを待っています。



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