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第1回:「旧特急あさぎり号」富士山を挟んで元同僚と再会

今回、富士急行でデビューすることとなった「富士山ビュー特急」。実はこの車両、以前に小田急線からJR御殿場線へと乗り入れる「特急あさぎり号」で使用されていた車両「371系」を改造したものなのです。2014年には同じく「特急あさぎり号」として運行されていた、元小田急ロマンスカー20000形が、「フジサン特急」として活躍しており、思わぬところで約4年ぶりに再会を果たすこととなったのです。

思わぬところで再会した元371系(左)と元20000形(右)

▲思わぬところで再会した元371系(左)と元20000形(右)(イメージ)

371系と20000形が活躍した「あさぎり号」

371系と20000形によって運行されていた「特急あさぎり号」。1955年の運行開始当初は「あさぎり号」の前身となる「銀嶺号」「芙蓉号」として走り始め、1959年から「朝霧号」「長尾号」が追加され、気動車を使った「特別準急」として新宿~御殿場間を4往復運行していました。当時は、列車ごとに1号・3号というような番号が付与されておらず、それぞれの便ごとに愛称がつけられていました。その後、御殿場線の電化によって、気動車による運行を終了。それにともない、小田急ロマンスカーSE(Super Express)3000形として、1957年より主に箱根方面への特急として運行されていた車両を改造した小田急ロマンスカーSSE(Short Super Express) 3000形を使用することとなり、1968年より全列車が「連絡急行ロマンスカー あさぎり号」に改められました。

SE3000形(イメージ)

▲SE3000形

しかし、運行を重ねていくごとに車輛の老朽化や設備面におけるサービスの低下が著しくなり、あさぎり号に新たな車両を投入する必要性が出てきました。

そこで1991年に登場したのが、小田急20000形とJR東海371系です。これまでは、小田急の車両のみ使用した、いわゆる“片乗り入れ”方式をとっていましたが、運行本数の拡大、また運行区間を新宿~御殿場から沼津まで延長することを受け、小田急とJR東海の車両が相互に乗り入れる“相互直通運転”が開始されました。車両の新製に伴い、列車種別も「連絡急行」から「特急(特別急行)」へと格上げされ、「あさぎり号」の新たなスタートとなったのです。

これらの車両は、沿線から眺められる“富士山”をより楽しめるよう、通常の特急車両よりも「ワイドな窓」を採用したこと、また編成中に「2階建て車両」を連結していたことなどが特長としてあげられます。この2つの車両は「あさぎり号」以外にも、小田急20000形は箱根方面などへの特急として、371系は静岡・浜松エリアのホームライナーなどでも運用されていました。登場当時は小田急線内でもJR御殿場線内でもひと際目立つ存在として注目を集めていました。

371系(イメージ)

▲371系

371系(イメージ)

▲371系

「ホームライナー」で運用中の371系(イメージ)

▲「ホームライナー」で運用中の371系

引退と別れ、新たなスタートで再会

そんな2つの車両に転機が訪れたのが、2012年3月のダイヤ改正でした。小田急ロマンスカーMSE60000形の登場により、20000形と371系は引退することが決定し、また運転区間も変更(新宿~御殿場)されることとなりました。しかし、20000形と371系は数世代前の車両ではあるものの、老朽化が著しいわけでもわけでもなく、もともと観光目的でご利用されるお客様をターゲットに開発された車両であったため、引退後は「どこかの鉄道会社に譲渡するのではないか」といった噂が飛び交っていました。

「あさぎり号」として運行されていた371系(左)と20000形(右)

▲「あさぎり号」として運行されていた371系(左)と20000形(右)

その後、富士急行で走っていた、元JRパノラマエクスプレスアルプスのフジサン特急用2000形の引退により、2014年に小田急ロマンスカー20000形を譲渡。フジサン特急用8000系として活躍しています。そして今回JR東海より、371系が富士急行に譲渡されることとなり、4/23(土)より、371系は富士急行8500系「富士山ビュー特急」として新たなスタートを切ることとなります。富士山の南側の御殿場線を走っていた同僚が、今度は富士山の北側の富士急行線で再会を果たしました。

生まれ変わった371系「8500系 富士山ビュー特急」

劇的な変化をとげた元371系 富士急8500形

▲劇的な変化をとげた元371系 富士急8500系(イメージ)

富士急行に譲渡された371系は、主にJR九州の観光列車のデザインを手掛けている「水戸岡 鋭治氏」によって大幅にリニューアルされました。今回はデビュー前に行われた「先行乗車体験ツアー」に参加し取材をしてきました。

高級感のある上品な塗装が特長

▲高級感のある上品な塗装が特長(イメージ)

富士急行の客室乗務員と記念撮影

▲8500系(イメージ)

エンブレム

▲エンブレム(イメージ)

ドリンク付きスイーツ提供席

▲▼ドリンク付きスイーツ提供席(イメージ)

ドリンク付きスイーツ提供席

371系時代には連結されていた2階建て車両は組み込まれず、編成も3両編成に短縮されました。週末は指定席(特別)車両が「ドリンク付きスイーツ提供席」に変更。河口湖にあるハイランドリゾートホテルのパティシエ特製のスイーツが提供され、意外性のあるアイデアスイーツも盛りこまれています。紅茶が好きな方には「アイスティー」が香り良くてオススメでした。車内は一人乗車でも楽しめる大型テーブル席の他、2人・4人掛けのテーブル席もあるので、乗車人数に応じた配席ができます。

カウンターの様子

▲カウンターの様子(イメージ)

一般車両の様子

▲一般車両の様子(イメージ)

他2両は常時自由席として乗車できる2+2の横4列座席。こちらも座席がリニューアルされ、木の素材をふんだんに使った内装が特長で、木の窓枠や天井、歩行時用の「にぎり棒」も座席に付けられました。

驚くほどの変貌を遂げ、木のぬくもりを大切にした内装は、あさぎり時代と比べ、とても温かみと親しみを感じるデザインになりました。大幅にグレードアップした元371系、富士急8500系。ぜひこの機会に乗りにいきましょう!

石岡 武
株式会社 小田急トラベル国内旅行部
「鉄道で旅行し、その土地の美味しいものを食べる」これがプライベート旅行のコンセプト。企画にも盛り込めるように頑張っています。

※ページ内の画像はすべてイメージです。

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